俺の日本語は腐ってる

こんばんは。今日は「類義語」とその類義語(ん?それも類義語では)について語っていきたいと思います。


最近、異常に誤解している言葉が多くて、言い間違えることが多々あり、もう年が来ているのではないかと思う節が増えてきました。「あとで後悔するぞ」とか「過半数を超えた」とか、聞くだけだと明らかに矛盾しているような意味不明な言動が増えてしまうのはほんと良くないですね。

というわけで今日は、間違えやすい言葉を紹介していきたいと思います。


「不死と不死身」

不死は基本的に寿命が来ないことを意味します。なので通常「不老不死」と言います。

不死身は身体破壊できないことを意味します。不死身単体ならばかならず寿命を持ちます。

歴史書物や神話に出てくるもののほとんどは「不死」、

吸血鬼や鬼などの怪奇的生物に対しては「不死身」という言葉を当てるのがほとんどです。


「失笑と苦笑」

失笑は思いもよらぬところで笑ってしまうことです。

苦笑というのは失敗や不徳な行動に対して笑ってしまうことです。

なので、芸人がネタを披露してしらけた時に笑ってしまうのは

失笑ではなく苦笑に分類されます。


「姑息と卑怯」

姑息は「その一瞬だけを考えて行う行動」のことを意味します。

姑息な手段と言った場合は「その場しのぎ」ということです。

卑怯は「周りを顧みずに行う行動」のことを指します。

卑怯な手段と言った場合は「自分勝手な」ということです。


「省略と割愛」

省略は「不要なものを、切り捨てること」を意味します。

割愛は「必要なものを、切り捨てること」を意味します。

将棋の話を将棋段位の方にしゃべるときには

「将棋のルールについては省略します」

将棋の話を将棋初心者の方にしゃべるときには

「将棋のルールについては割愛します」

というように分ける必要があるということです。


「甘党と辛党」

甘党は「甘いものが好きな人」です。

辛党は「お酒が好きな人」です。

辛い物が好きな人を分類する言葉はありません。


「ピンからキリまで」

ピンは「最も良い物」、キリは「最もだめな物」です。

マジでピンからキリまで置いているお店はたぶんキリが売れなくて倒産します



「汚名挽回」

汚名返上と名誉挽回が変にくっついてしまって死んでます。

汚名をもらってどうするんですか。



「一番最初・返事を返す」

最初は「一番初め」、返事は「言葉を返すこと」です。

明らかに繰り返しています。


いやあ、こう見てみると、ほんと日本人なのに日本語ダメダメで、

日本人を止めたくなってしまいます。あっはっは。

・・・いや、日本人を「辞めたく」でしたね・・・もう日本人辞めよう・・・



0コメント

  • 1000 / 1000