将棋の穴をつくルール
こんばんは。今日は「将棋」について話したいと思います。
といっても、戦術がどうこうの話ではなく、今日発生した「特殊勝利」についてです。
将棋のルールの上での勝利というのは、「相手プレイヤーを王手しており、かつその王手を避ける方法がひとつも存在しない場合」と定義されています。
しかしながら、王手していないにも関わらず、詰みとなるケースが存在します。
ケース1:相手が持ち駒を持っておらず、
玉が移動できる場所がなく、
玉以外の残りの駒が
玉と≪角・香車・飛車≫の間駒になっている場合
この状態ですね。
玉は、動けば取られてしまいます。
金と銀は、角と飛車、香車を止めているので、動けば玉が取られてしまいます。
持ち駒も持っていません。
そうです、何をしても王手を浴びてしまうのです。
なので、何も動かせず、こういう場合に将棋では
受け側(なにも動かせない側)を負けとするのが一般的
です。
しかしながら、このルールを活用していくと、とんでもない結果が導けてしまいます。
ケース2:なにも動かせないとき
見てください。上手側はすべての駒を剥ぎとり、相手を王以外全滅させました。
しかしながら、何も動かせません。
・・・え??
びっくりしてしまうかもしれませんが、本当に何も動かせません。
そう、駒を全部取られたにも関わらず、この王のみで相手を詰ますことに成功したのです。
この場合、将棋ソフトにもよりますが、「なにも動かせないほうの負け」となります。
がんばって相手の駒を全部はがしたにも関わらず、負けちゃった・・・
こういった将棋の例外というものは、実践ではまず出現しないため、甘く見られがちです。
しかしながら、こういったルールの穴があるというのは、まさにボードゲームとしては致命的と言わざるを得ません。しっかり「~が負け」という定義をしてほしいものですね。
それではまた!
0コメント