回らぬ金の祟り

貯金という行為は,お金を貯めることという意味です.何かを買って持つことではなく,ただただ札束を手元に貯めておくという,一見無意味な行為です.

僕は,お金を貯めるよりは,徳を積んだり,時間を節約するほうが価値があると思います.


・・・というのも,はるかに昔の代より,金を貯めることは無意味だと考えられています.お金を貯めれば,お金が新しいものへと代替わりに使い物にならなくこともあり,時が経てばお金の価値が急激に変化しただの紙くずになってしまったりなど・・・お金というのはまったく信用できるものではありません.

世の中には,お金を貯める人がたくさんいます.ここ最近の外出自粛や世界の不安などから,ますまずお金を渋るという考えが浮かびあがります.そしてこれは,同時に・・・国家が崩壊する可能性のある民衆行動の一つです.


事の分かりやすさのために,簡単な島を良く例に使います.今回も,たった2人しか住んでいない村を考えてみましょう.AさんとBさんしかいない村です.

Aさんは魚を釣ったり農業をしたりする,第一次産業ということにしましょう.

Bさんは・・・製品加工とか芸とかを務める第二・三次産業にしましょう.

この二人は,お金を使ったやり取りをしています.まず最初はAさんが0円.Bさんが1000円,持っているとします.


BさんはAさんから1000円くらいで食材を手に入れる.

Bさんは,その手にいれた食材を加工して料理を作る.

Bさんはその料理の半分を自分が,残りの半分はAさんに500円くらいで売ってあげる.

最後に,残った500円をAさんがBさんに支払って,Bさんは芸を披露する.


このようにして,AさんとBさんは共に「料理を食べる」を達成しています.

ところが,この流れというのはどれかが禁止されただけで崩壊します.

例えば,「芸」を禁止してみましょう.


BさんはAさんから1000円くらいで食材を手に入れる.

Bさんは,その手にいれた食材を加工して料理を作る.

Bさんはその料理の半分を自分が,残りの半分はAさんに500円くらいで売ってあげる.

Bさんは芸ができないから,500円しか持っていない.

【次の日】

BさんはAさんから500円くらいで食材を手に入れる.

Bさんは,その手にいれた食材を加工して料理を作る.

Bさんはその料理を自分が食べると・・・なくなってしまう.

Aさんは料理が得られない.


・・・このように,わずか2サイクルで世界は崩壊します.


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芸が禁止されたことで,お金を使う機会が一つ減った・・・それだけです.

お金は「使った」時に価値が生まれます.だから問題なのです.

「1000円払うので~~して」と言ったとき,そこに1000円相当のものが生まれます.

上の例で言うならば,1000円をAさんに渡すことで,Aさんが漁に出て,魚が手に入ったわけです.

そしてBさんに500円を渡すことで,Aさんの料理が得られたわけです.


Aさんに1000円を渡さないならば,Bさんのぶんの魚を捕る必要はないのでAさんは漁に出ず,1000円相当の魚はそもそも得られないでしょう.

Bさんに500円を渡さないならば,Aさんのぶんの料理を作る必要はないのでBさんは自分の分だけの料理を作り,500円の相当の料理はそもそも作られなかったでしょう.


お金は移動することで,価値を生み出す.その移動のタイミングを減らす「不要不急の外出の自粛」というのは,いわば国のいたるところで価値の生産を妨害しているわけです.


そして,価値の生産が行われないということは,まあハッキリ言ってしまえば誰も働かないっていうことですから,全人類ニート化みたいなもんですよね.

今日本は,着実に,全人類ニート化が進んでいるわけです.


では,どうすればよかったのか?この場合,Bさんが500円の価値を生み出すものがなかったことが問題になります.Aさんにとって500円の価値があり,Bさんが生産できるものを見つけだす必要があったんです.これこそが,この不要不急の外出自粛に隠されたビジネスポイントです.今,農業や漁業などの第一次産業をしている人たちは,

まさにビジネスポイントを迎えています.ビジネスをするなら今であると.


いま,この記事を見ているそこのあなた!

お金を渋っていませんか!?コロナだからって今まで以上にお金を渋っていませんか!?

全人類ニート化を助長するような行動に走っていませんか!?

っていうか,その今貯めてるお金,本当に一年後にその価値が残っていると思いますか?

日本が急にジンバブエ化する可能性とか考えたことありますか?

そして今この記事を見ている第一次産業のあなた!

新しい王になってみませんか?新しいビジネスを始めて億万長者になってみませんか?

世界の産業を救いつつ,自分が新たなビジネスで儲けるという一石六鳥くらいの嵐を巻き起こしてみませんか!?

このタイミングで動けるものこそ,まさに社長の器があるのかもしれません.


・・・まあ,むちゃくちゃなこと言いましたけど,このご時世だからってお金を渋ると,ホンマに日本のナントカカントカ生産が落ちて大変ですよーーっていう,話です.

「自分の行動が,一周まわって自分を苦しめることになる」.

本当によくある話です.そして・・・

「ビジネスのチャンスはどこにでもある」

これも,本当に良くある話です.


人生の一発逆転を目指すなら,今です.


・・・いや,違うな.ここは,新しい表現を流行らせるしかない・・・



いつやるか?

今やろ!

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