伝説の生物クマムシ
こんばんは。今日は「クマムシ」についてかたってほしいとのことなので
クマムシについて語りたいと思います。
みなさんクマムシってどういう生物か知っていますか?
まあ「しぶとい生き物」ということを知っている人がどれほどいるのかは分かりませんが、
ほぼ無敵の生き物といっても過言ではない、それがクマムシです。
それでは、人間との比較を用いながら、クマムシのすさまじい耐久能力について述べていきたいとおもいます。
・生息地
まあ人間の生息地なんてせいぜい「陸」が限界ですね。砂漠や熱帯、極寒の地であっても
生活できる人はいらっしゃいますが、もちろんクマムシからすればお茶の子さいさい。
クマムシは地球であれば海辺だろうが深海だろうが極寒の山だろうが温泉だろうが
どこにでも住み着くことができます。最強です。もしかしたらあなたの指先でいま
PCの画面を眺めてるかもしれません。
・圧力
じゃあ叩いて潰してしまえばいいじゃない!!
そうもいきません。こいつは圧力にも強いんです。あなたの手ごときでは、
宇宙人すさまじいパワーで蹴ったサッカーボールを軽々止める円堂 守(出典:イマズマイレブン)がコイツのためだけに怒りの鉄槌とか放ってもびくともしないでしょう。
コイツは75000気圧まで耐えます。1気圧っていくらか知ってますね?
コイツの上に僕が乗ってもクマムシはつぶれません。お前なにモンだよ・・・
じゃあ気圧を減らすのはどうか?人間は宇宙空間では生きられません。
ならクマムシもいけるやろ!と言いたいところですが、こいつは気圧を
どんなに減らしても、真空状態でも生存します。そのまま10日生活できます。
もうありえねえ。
・水
人間とて脱水症状を起こしてしまえば途端に死が近くなります。
生物はみんなそう、水がなければ死んでしまいます。
人間だとまあ水分50%とかだったらもう普通に死んでるレベルですね。
ところがどっこいクマムシは体の80%以上が水分でありながら、
この水分が77%なくなってものこりの3%の水分で生きることができます。
やべえ!!!!!!!!まさに最強の生物ですね。
僕だったら余裕で干からびてます。骨です。
・温度
まあ人間は40~50℃とか越えてしまうと体中の大事な成分が凝固しまくって
死んでしまいます。病気のときとかに40℃出たら死ぬって言われるのはこのせいですね。
風呂も60℃とかに浸かったら普通に死んでしまいます。
しかしながらこのクマムシ、100℃を余裕で耐えてしまいます。150℃でもダメです。
煮ても死なないんです。あなたが過熱調理したその野菜炒め、
クマムシが活きているかもしれません。
じゃあ冷凍保存すりゃええやろ!!!って言うとそれもダメ、むしろそっちのほうが
ダメです。このクマムシ先輩、-18℃じゃびくともしないどころか、ほぼ絶対零度の-270℃台でも死なないという凄まじい耐久力を持っています。
もはやコイツ、無敵だ。
・放射線
生物は放射線を浴びるとその構成が崩れ、いとも簡単に死んでしまいます。
核兵器が問題になるのはそのためですね。X線だと、500レントゲンくらい受けると
人間は致死となってしまいます。
ではクマムシはどうかというと、X線だけでなく、ガンマ線や紫外線、宇宙線を食らったり
直接太陽光に晒されても生きているというすさまじい防御力を持っています。
しかもX線、人間致死量の約1140倍にあたる57万レントゲンを食らっても
クマムシは半分しか倒せません。ここまでくると、これは生物として異常なまでの耐性を持っているということが分かると思います。
・時間
最後はやはり時間ですね。過酷な環境に絶食で置き去りにして、人間は
何日耐えるでしょうか。よくて1日持ったとしても、1週間を生きることすら
ほぼないと言い切っていいでしょう。
クマムシはどうかと言うと、1年は余裕で耐えることが知られているそうです。
10年耐えた記録はないらしいのですが、「120年後に水を一滴足らすと動き出した」という事例も噂レベルで存在し、もはや人間とは比較にならないほど長い間ガマンができる
ようです。これは本当に地球上の生き物なのか???
こうやってみると、本当にすさまじい生き物だということがわかりますね。
「地球最初の生物は宇宙からやってきた」という理論を信じたくなるレベルです。
実際、クマムシが宇宙を流れて地球に来るのも本当に無理ではなさそうですし・・・
まあでも、このクマムシの強さは「クリプトビオシス」とよばれる全身核シェルターみたいな装甲からきているとされています。なんでも、「生物として生きるのが絶望的になったらウルトラ防御態勢に入り、環境がよくなるのを永遠に待ち続ける」というすごい判断のようです。
いやあ、僕もテストが迫って来たら、「クリプトビオシス」になりたいですね~~~
・・・無理か・・・
それではまた。
0コメント