忘れないために
はぁ・・・どうして京アニがあんなことになってしまったんだ・・・そして,なんなんだこの日本の報道の状態は・・・このような悲惨な日本が2019年に存在していることを決して忘れないために,このブログに書き留めておきます.
まず,事件の大きさ.報道番組では「京アニで火災,33人死亡」などと語っているところが多いですが,この事件は「放火」であることが判明しています.放火当日に確認したテレビ局のうち,「放火」と確定で記述しているテレビのメディアは見つかりませんでした.
「火災」と「放火」で何が違うかと言えば,「自然災害」か,「人為的な災害」かということにほかなりません.前者・後者ともに「建物の耐火性」「避難路の確保」で大きくカバーすることができ,後者はさらに「警備強化」などで防ぐことが可能です.
手に入る情報から個人的に問題視していることをまとめると,
1:「なぜこの場所なのか」
2:「放火直後,避難路を使うことができなかったのか」(屋上へ逃げることができなかった等,避難ができない理由についての報道があります.)
3:「この放火を防ぐ方法はあったのか」
等です.ひとつずつ,見てみましょうか.
1:なぜこの場所なのか
まずパッと思いつく可能性は反勢力です.部分的な知名度で言えば京アニは非常に重要な場所であり,日本のアニメーション文化の大半を担っていると言っても過言ではありません.なので,犯人がアニメに対して反逆思想を持っており,かつ京都在住などなら,ここを狙う価値は十分にあると思います.ただ・・・・この発想は個人的に現実的ではありません.
もう一つは,敵対勢力への妨害です.アニメに限らず,敵対勢力に妨害を加えることで,自分の立場を良くする,という例はよくあります.遠い王族が身内を殺して自分の王位継承の優先度を高くできますし,成績のいい同級生に嫌がらせをして不登校にすれば,自分の学校での成績を1つ上げることができます.自分を磨くのではなく,相手を蹴落とすことが,自分の相対的な評価上昇につながると言うわけです.で,これを例えるなら,収入が減ってきた他の番組制作会社が,自身の番組の価値を高めるために,自分が要らないと思ってる動画制作部署を無差別に妨害するという感じです.ニュースにだってなるし,視聴率は上がるし,他の番組枠が減れば万々歳でしょう.良く分かんない下っ端を洗脳でもすればうまくいくと思います.僕は割と本気でこの可能性を推します.
2:なぜ,避難路を使うことができなかったのか
この問題はすごく議論が難しいです.みなさんは「耐火性」というのをご存じですか?多くの人が集まるような建物には「火災が発生したとしても,建物全体に火が回るまでに避難路から脱出できるように,十分な耐火性能を設計時に要求する」というルールがあるはずで,本来は避難路が使えない,ということ自体がおかしいのですが,これをメディアは語りません.僕はすごく不思議に思っています.このブログを読む前から,これに疑問を持っていた人も数人はいると思います.
で,僕の予想の一つは「そもそも建物が耐火構造でなかった」という説が挙げられます.建築時の違法な節約の可能性もありますし,そもそも耐火構造でない建物でいいや,などと甘っちょろい思考で建築が行われていたという可能性もあります.あるいは,放火の被害者は避難路が使えなくなるように意図的な放火をされたという可能性も残っています.もし動画制作会社ではなく,その人材に圧倒的な価値があるならば,こうやってでも全員仕留める必要があるかもしれません.
3:この放火を防ぐ方法はあったのか
非決定的には,犯罪者が犯罪を起こす意思を確定した段階で,犯罪者を逮捕する方法があります.要するに,「33人も殺人をするような奴を,先に殺せば1人の犠牲で済んだ」と言ってます.しかし,犯罪者の心境など,読める人がいるはずはなく,この方法は非現実的です.もし誤って,犯罪と全く関係ない人を殺してしまったら,それはもう大惨事です.
指数的に防ぐ方法はあって,例えば犯罪者が「30代・男性・無職」などと書かれていれば,とりあえず「30代」を全員,「男性」を全員,「無職」を全員逮捕しておけば,この犯罪とまったく同じ現象は起こりません.このように,犯罪者の特性を分析し,その特性に該当する要素を持っている全ての人を排除することで,その犯罪の (推定的な) 発生確率を 0 にすることが可能です.しかしこの方法も現実的ではありません.例えば,男性と女性が犯罪をすれば,国民は全滅します.
そこで,犯罪者の特性のうち,「絶対数が少ない」ものを真の特性と分析して,その特性を持つ者を排除する,という方針が,数百年の歴史の間ずっと,行われています.
みなさん,もし100人の犯罪者のうち,50人が男性でも不思議ではありませんよね?では,もし100人の犯罪者のうち,50人が科学者だったら,どうでしょうか.科学者怖い!ってなりますよね.
そうなるのはなぜかと言うと,「科学者」は「科学者でない人」よりも少ないからです.
じゃあ逆に,100人の犯罪者のうち,50人が科学者でなかったら,どうでしょうか?
すごくどうでもいいですよね.そんなの言って意味あるのかよ!っていう.
そういうことなんです.実は過去のニュース番組でも,犯罪者が鉄道マニアだったりアニメ好きだったり,自宅からフィギュアが見つかったりなどで変に警戒されました.
彼らにとって,「鉄道マニア」の絶対数は少なく,「鉄道マニアでない」人は山のようにいるんです.だから,一人が犯罪者に挙がったとき,それが「鉄道マニア」であれば面白い特性になるわけです.「鉄道マニアでない」ならどうでもいいんです.
テレビで何度も「犯罪者の自宅からフィギュアが押収されーー」「○○被告は多数の同人誌を所持しておりーー」みたいな,ああいうのは全部,こういう犯罪を防ぐために生まれた,中途半端に意図的な迫害の結果につながっている,というわけです.
で,そんなことを言っている 4 のメディアのうち, 4 のメディアは,
「日本のメディア」という特性を持っています.
本田圭佑が「ウラのウラのウラまで読む訓練をしてくださいね」って
ペプシの広告で言ってるじゃないですか.
あれ,僕ら国民への,最後のサインなんですよ.
メディアの,ウラのウラのウラまで読めって.
どこまで読もうとするかで,視方が変わってきます.
僕はただ,自分の意見を述べたに過ぎない.真相になんて辿り着いていない.僕が思いつかない可能性を,そしてそれを追求する力を,みんなは持っている.これだけ多くの犠牲を払ってしまったのです,若者が,少しでも日本に目を向けてほしい.
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