量より質!
「早起きは三文の得」ということわざがあります。あながち間違っておらず、早起きはちゃんと得です。最近けっこう早起きを心がけているのですが、やはり当日の準備を朝早くからできるというのは安心感の面からかなり嬉しいです。早起きに限らず「5分前集合」などもそうなのですが、事前にいろいろ済ませて置くというのは重要なことだと実感しました。
実は、早起きってどうやったらできるのか?っていうのを考えて、いろいろ試したんですけど、早くベッドに入るだけでは早起きにはつながらないということも体感しました。
その結果、最終的に目指そうとしていた早起きは重要ではなく、「起床の "質" 」に問題があることが分かりました。今日は、この "質" に関するいろいろな経験則を語っていこうと思います。
1. 無理やり起きると "質" が落ちる
目覚まし時計というのは、脳をとりあえず起こす、睡眠からとりあえず解放するというような効果があります。簡単に言ってしまえば、「無理やり」です。この起床方法では、起床後に素早く行動できず、結局二度寝につながってしまったり等、とても三文の得とは思えない状態が続いてしまいます。
僕は、ライトに着目しました。普通の目覚まし時計ではなく、スマートフォンで音無し目覚まし時計をかけるようにしました。目覚まし時計の音量は比較的小さくしておいたのですが、実はスマートフォンが光るだけで、寝ていても案外気が付くものなんだなと思いました。視覚効果は、寝ていてもすごかったわけです。みるみるうちに手がスマートフォンを取り、無意識のうちにTwitterを開いてしまう自分の特徴をあえて利用した起床方法となったわけです。徐々に目が覚めていき、20~30分後にはベッドから簡単に足が動くようになっています。
2. 疲れてすぐ寝ると "質" が上がる
前日に疲れたと実感した場合、スッとベッドに横になり、そのままちゃんと寝られると思います。これは就寝だけではなく、起床にも関わってくることが分かりました。
疲れたと感じた瞬間に寝ることができれば、起床の質が大幅に改善されるのです。どちらかと言えば、睡眠の質と言えるかもしれません。
「9時から11時にかけて仕事をし、そのまま11時に大学で就寝」する場合と、
「4時から6時にかけて仕事をし、10時に帰宅して就寝」する場合だと、明らかに前者の方が疲れているのにも関わらず、起床時の質に繋がりました。前者は6時くらいで目が覚め、なぜか二度寝を全くしないのです。後者は5時くらいに目が覚めるのですが、何度も二度寝が続きました。
仕事の時間にもよるのですが、脳が「疲れた」と感じている瞬間に寝ることで、明らかに起床の質 (二度寝をするかどうか、当日の授業で寝てしまうかどうか) が改善されています。
起床の質はとても大切です、同じ6時起きであっても、二度寝で2時間つぶしてしまう人もいます。二度寝をしないというだけで、何時間分もおつりが返ってくるわけです。
この体感に基づいて、私は夕飯の直後にハミガキをして、その後は部屋の電気を消してからいろいろするようにしました。PCを付けてもスマホをいじっていても、眠くなったらその場で寝るんです。PCもつけっぱでいいんです。明日の準備もしてなくていいんです。とにかく眠いときにすぐ寝れる状態を作って置いたところ、明らかに翌日は二度寝をしなくなりました。
3. 朝することを決めると "質" が上がる
朝、明日の学校の準備をするなり、予習をするなり、とにかく予定を立てると、当日の起床の質が高くなることがわかりました。
僕は何度も繰り返し漫画を読んでしまうタイプなので、ベッドのそばに漫画を置いて、起床時にすぐ目が付くようにしました。そして漫画の本を開くと、1ページ目に昨日の自分からのメッセージがふせんで貼られているんです。
「洗濯機を回す」とか、「資料を印刷する」とか・・・場合によっては「ソシャゲのログインボーナスをゲットする」というのもありました。無意識に漫画を開くと、予定を思いだし、不思議とすぐに足が動くようになったんです。 ( 今日は「ブログを書く」と書いてあったので、こうやってブログを書いています。 )
ここで、もう一度「早起きは三文の得」という言葉を見直してみます。三文は言ってしまえば数十円くらいの値打ちを意味するわけです。実際僕も、早起きしようと思うまでは、「早起きすればそれだけ寝る時間も早くなって、結局意味ないのでは?」と思ってました。実際は、早起きすることで寝る時間が変わるなんてことはほとんどありませんでした。
つまり、
「早起きじゃない。起床の "質" を上げれば、三文どころではないすさまじい得をするよ」と、このことわざは言っているのではないでしょうか。
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