転売で大もうけ!

先日,チケット再販売の有力サイトである「チケキャン」が閉鎖を決定しました.転売を嫌う人たちにとっては朗報だそうですが,どうやら閉鎖の原因は転売ではないようです.

結構 "転売" の印象って悪いですよね~~「転売で大もうけ!」とかよく言われますし.なぜ印象が悪いのか,それは2つの理由が挙げられます.


1. 定価より高い値段で取引される

当たり前のことですが,転売と呼ばれるビジネスが成り立つために「高値で」売る必要があります.そのため,買い手からするとイヤなんですね.


2. お金の流通先が異なる

例えば,100円の商品を転売屋が購入し,とある買い手が200円で購入したとします.転売商品を買うということは,その商品を作っている本人ではなく,転売屋に200円が渡るわけです.これはどういうことかというと,買い手は200円払ったにもかかわらず,自分が応援しているサークルや団体に対しては100円しか渡らない,ということになります.その結果何が起こるかというと,「ファンの多くが大出費しているにも関わらず,当のサークルは経営難に陥る」というケースが生まれてしまうわけです.


これらの理由以外にもいくつか挙げられるかもしれませんが,基本はこの2つです.

しかし,それならば転売がなぜ消えないのか?それもまた,2つの理由が挙げられます.


1. 確定収入が発生する

転売屋が購入するということは,「チケットが売れる」ということです.それも,かなり早い段階でチケットを完売させることができ,企業やサークル側としては安定収入を得ることができるため,むしろありがたい存在です.


2. 余剰収入が発生する

仮に,1万円のチケットが200枚ほど準備されており,チケットを必要としている人が150人いたとします.

転売屋がいない場合,150枚のチケットが売れます.150万円の収入です.

転売屋がいた場合を場合分けして考えます.


・転売屋がx ≦ 50枚のチケットを購入する場合

この場合,チケットは150+x枚売れます.150万円以上の収入です.


・転売屋がx > 50枚のチケットを購入する場合

この場合,転売屋が購入したあと,チケットを買えなかった人が[ 50-x ]人ほどいる計算になります.しかし,この時点で200枚チケットは売れており,200万円の収入です.


そう,転売屋だけでなく企業・サークル側も「転売で大もうけ!」ができるわけです.これが,転売屋の大きな存在意義です.

転売屋を悪とする要素は買い手が持つ要素ではありますが,商業的な観点からもう一度見直しているとむしろ必要な要素であることに間違いはありません.故に,転売屋はそうそう簡単になくなっては困るもんなんです.

となると,最終的な問題は法律です.転売にこれだけ効果があるとはいえども,やはり違法となるとそれは困ります.こちらに関してはまだ確信が掴めていないのでなんともいえませんが,法律さえ整備されれば,転売が好印象となる可能性は十分あるでしょう.


きっとこの記事読んでる人も,たいていは転売に対して悪みたいなイメージを持っていたと思います.まあひどいイメージしかないのはすごく同意ではあるんですが,しっかりと知識を固め,背景を理解すると・・・「転売がなぜ存在するのか」が掴めてくるんじゃないかと思います.



転売があるからこそ,こういう知識を手に入れることができる.そう考えると,

私たちも「転売で大もうけ!」しているのかもしれないですね.



トオルンのブログ

日常生活から趣味はぷよぷよやら音楽小説数学情報論理にポエムやお絵かきそして大会や太鼓などの音ゲーと、 もはやジャンルというものが存在しないブログです

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