ブロック暗記法

暗記つらい・・・試験の時も困るし,友達との約束もたまに忘れてしまう・・・そんなときに役に立つブロック暗記法!中学1年生のとき,ものすごくお世話になりました.いまでもたまに使います.物忘れがほとんどなく,非常に快適です.今日はこいつを紹介します.

ブロック暗記法とは,視覚的暗記術の一つで,列や順番を覚えることに適した暗記法です.

例えば,図形の並び順を覚えるとしましょう.図形が二つあって,

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この列を覚えてください!と言われても,意外と3分もすれば忘れてしまうことが多いです.

(中~高学生なら基本的に1時間は覚えていられるそうですが)

こういうとき,この羅列をブロック化します.


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このように図形として覚えると,すごいスピードで覚えられます.これがブロック暗記法です.なぜこの方法で早く覚えられるのでしょうか?


1.パターン認識ができる

暗記の中でも,例えば先ほどの列で言えば2種類しか覚える記号がありませんでした.

このように,覚える記号の種類が少ない場合はパターン化が可能になり,

図形にすることで脳がパターンとして理解できるようになるため,

すごく簡単に覚えることができます.


2.似た配置に強い

似たようなものを覚えようとすると,どっちが先だったっけ?となってしまったり,

ここの辺っているっけ?というような曖昧な覚え方になります.

中学1年生の時の自分は,アルファベットのMとNのどちらが先かを覚えられずに困っていたのですが,

ABCDEFG

HIJKLM

NOP

QRSTU

VWXYZ

とブロックで覚え,「M」と「N」の記号を別のブロックとして覚えることで,順番を完全に理解しました.このように,同じような記号が隣接していても,ブロックとして割って覚えることによって順番を難なく覚えることができます.


3.連結成分に強い

このブロックを用いて覚える方法は,連結した値を覚えるのにとても便利です.


酸窒二ア塩

水水水上下


たったこの10文字の羅列から,中学校の理科の実験のテスト範囲の6ページを網羅します.

ブロック暗記法では2次元的な覚え方をするため,縦がつながっていると考えることも可能で,これが暗記の上でとても重要になるポイントです.表は表ごと覚えなさいというのは

本当にそのとおりだと思います.


また,これに加えて目の可視可能範囲というのは2次元的で,まあ言ってしまえば

「長いヒモの両端を同時に見ることはできないが,四角い図形の隅は同時に見ることができる」ことも暗記を楽にする理由の一つです.QRコードって知ってますか?

長いヒモは目の中におさまらないんですけど,四角にまとめるとカメラにすっぽり収まります.一度に広い範囲を参照するには視覚(っていうか四角)的に覚えることが重要なのです.


このブロック暗記法は,もはや平安時代からすでに存在していたといわれています.

百人一首がその例です.そもそも俳句や短歌というものがなぜ5-7-5-7-7に分かれているのか,考えてみればすごい簡単な仕組みだと思います.そして,なぜ現在になっても口ずさむ人がいるのか,とかね?


さて,今日は何を覚えましょうかね~~

最近はフランス語にはまっているので,またフランス語でも覚えようかな!

それではまた次回~~~



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