福岡ぷよぷよ大会の振り返り

2021年7月23日に福岡にて,ぷよぷよのオフライン大会を開催しました.今後の大会開催者のために,どのような点に困ったかなどをしっかり記録しておこうと思います.


大会のURLはこちらです.細かいところはこちらもお読みください.


会場地が分かりにくい

困り度 : 2 ★★☆☆☆

会場は,福岡県の博多駅からバスで20分,さらに歩いて5分程度という場所にありました.

博多のバスターミナルはバス停の数も多く,路線の数も尋常ではありません.そのため,

本当にそのバスでいいのか?という不安は多くあったと思います.当日は,2件もDMで「どのバスに乗ればいいんだ」とメッセージを頂いています.参加者が18人であったことを考えると,実に10%程度の人に会場までの行き方がうまく伝わっていないと言えます.


とはいえ,会場費用というのはバカになりません.博多駅から徒歩圏内の会場を取ると,1日で3万円近くかかるのがもはや当然かのような感覚に見舞われます.市民センターは駅からは遠いものの,会場費用としては1万円以下であり,非常にリーズナブルでした.

また,「多くても20人は超えないだろう」という最初の予想は思ったよりも当たっており,会場はこれ以上ない選択だったと思っています.開催一週間前には絶望しかしていませんでしたが・・・


開催人数が把握できない

困り度 : 4 ★★★★☆

この大会では,18人の参加者が最終的に集まりました.ところが,開催の一週間前の時点では,たった5人しか参加者がいない状況でした.

人間の心理的に,やはり明確に休日が確保できないうちは参加登録できない,という欠点は大きかったように思います.個人的には,参加を早めに締め切って,キャンセルを簡単にしたほうがよかったんじゃないかと思います.

また,今回の大会でもそうですが,「参加登録がはやい人ほど,大会での成績が良い」という法則がありました.以前から太鼓さん次郎の大会や絵の大会など経験させていただいておりますが,オフラインでもオンラインでも,参加登録が迅速な人は比較的強い傾向にあることが体感できます.やはり,相当に準備などしているのかもしれませんが.


モニター等の準備が足りていない

困り度 : 5 ★★★★★

今回,我々の目標は「Nintendo Switchで」オフライン大会を開催することでした.というのも,ぷよぷよの国体や,eスポーツ協会の協力を得た大会のほとんどすべてで,PS4の使用が行われていたからです.明らかに,PS4側からの資金援助か意図的な友好関係を感じました.自分の周囲では完全にNintendo Switchの方が有力ハードで,こちらの大会に合わせたいと思うと,どうしてもeスポーツ協会からの援助を受けるわけにはいきません.そこで,一番困ったのはモニター・ゲーム機の運搬でした.運転手を有志で手配していただいたり,電車でそのままテレビを持ち運んだりと,壮絶なことをしたような気がしています.

これが上手くいったのは,ひとえに「Nintendo Switchが持ち運び向き」だからだと言わざるを得ません.PS4に比べると,圧倒的に持ち運びしやすく,運搬に困るのはほとんどモニターだけでした.(ドックとテレビが同数,コントローラーがその倍の数あれば成立します.ドックとコントローラーは重量に換算しても総計1kg以下なので,サイズ的にも重量的にもほとんどモニターが一番の難関になります.)

さらに,テレビの持ち運びも3台のうち2台はご本人が直接運ぶ形式で済み,面倒な交通手段の往復もなかったため,大いに助かりました.正直,2台以上を公共交通機関のみで運ぶのは恐ろしく大変であると思います.今後は,最低でも運転手がテレビの台数ほどは必要になると思っていますし,謝礼金を考慮するとタクシーを手配したほうが安価なケースも大いにあると思います.具体的には,会場から6km以下の範囲に2台以上のモニター提供者がいる場合は,タクシーで往復して会場に向かっても3000円程度で済みます.

次回以降は,テレビの運搬についてもしっかり考えたいところです.


対戦環境が平等でない

困り度 : 4 ★★★★☆

問題になっていたのはコントローラーです.ぷよぷよの大会は,eスポーツ協会様の協力を仰げば,十分な数のコントローラーが準備できます.ただし,あくまでもNintendo Switchで開催することが目的であったため,今回は自力で大会用のコントローラーを集める必要がありました.

Nintendo Switchでは様々なコントローラーが利用できます.その中でも,やはり基本設備であるジョイコンがもっともふさわしいことは揺ぎなかったのですが,準備した3台の設備のうち,1台ではジョイコン2セット,1台では有線コントローラー2セットと,設備が完全に分離している状況が続いていました.3台目に至っては接続していないコントローラーを回したり,会場の参加者が有志で貸し出してくれたコントローラーを使わせていただいたりなど,本当にその場その場という状況が続いていました.

大会の予選中盤からは,2台の大会用ゲームモニターで4セットのジョイコンが準備でき,そこからは完全に条件対等な勝負が実践できたと思いますが,やはりこの点は次回準備を怠るべきではないと思います.


食事をとる時間がない

困り度 : 3 ★★★☆☆

市民センターを問わず,会場を午前と午後の両方開けている場合すべてに言えることですが,全員があつまって会食などを行うのは確実に不可能です.

今回は会場に18人もあつまる予定があったので,そもそも会食は時期的にやってはいけないとは思っていましたが,バラバラに会場を出入りして食事をする状況は,人数把握の点で少し困りました.夕方にもなると,会場を占める前に参加者の半数がラーメンに向かってしまい,完全にメンバーが2つに分裂してしまい,ちょっと心配でした.

会場を占める時刻を6時前くらいに設定して,夕食の時間などを調整しやすくするべきだったかなと思います.コロナの影響で8時頃に閉まる店も多くありますし,遠征ではるばる来ていただいている方が現地で多少ショッピングなどするためにも,それがよかったかもしれません.



大まかな困りポイントは以上です.オフラインというUSPもあり,16人は来るだろうという浅い読みが当たってよかったとは思います.もし,今後オフライン大会を計画する方がいらっしゃる場合には参考にされてください.



ではでは~~

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