もしもあのとき、こうしていたら

大学生になってから、もうすぐ三年が経ちます。高校に入ってから卒業するまでの3年と同じ長さで、中学校に入ってから卒業するまでの3年とも同じ長さです。中学生だったころの自分を形作っていたタンパク質はみんな体外へ行ってしまいました。それでも中学校のころの記憶は健在です。

大学入った直後の俺にも、今の俺は想像できなかっただろうと、いまでも思います。今の自分を想像できるのは、せめて2か月前の自分がいいところです。もしもあのときこうしていたら、こんな人生にはならなかっただろうと、かなりの確率で思います。

みなさん、自分のあのころの性格とか、覚えていますか?「小学校のころは無口であまり外にでなかったなあ」とか「中学校のころはあんなに理科が苦手だったのに、なんで化学の勉強なんてしてるんだろう」とか、昔の自分とのギャップを思い出すことってありませんか?私は過去の自分の性格が嫌いですが、そんな過去の自分の大きな決断という場面に。夢の世界でしょっちゅう会います。夢の世界に、一度体験したことのある過去が何度も現れて、今の自分が選んだ選択肢がことごとく失敗していく・・・・そんな夢です。


あるときは、小学校の夢を見ました。小学4年生のころ、私は非常勤の音楽の先生とあたり、大きく音楽に人生が傾きました。あのころの一番深く残っている出来事は音楽室での校歌の演奏・・・そしてその大事な場面を、夢でまた見たのです。あの時は音楽室で夕方までずっと篭ってしましたが、ある日音楽室にあの先生がおり、校歌の演奏を練習しているシーンがあります。そこでも私は、止まらず音楽室に入り、先生が気付くまでの間、約一時間半くらいずっと音楽室で演奏を聞くのです。ところが夢の世界での私は、そこで「先生、先生」と声をかけ、気が付くと演奏は校歌からいつの間にかかなしい歌に変わり、部屋が黒く染まって教室ごと消滅する・・・そんな夢を見ました。

あのとき、声を掛けたかったのは事実ですし、当時はいじめとか受けていましたのでふつうにしゃべる勇気がありませんでした。あのとき、本当に声をかけていたら、私は死んでいたのでしょうか?


中学校の夢も見ます。中学校では小学校のとき負け組だった自分に「いつか見返してやりたい」と念じて勉強が本分のガリ勉になっていました。実はこれが功を奏し、中学3年生になると受験のシーズンになってやっと小学校の頃のガキ大将のような奴らが目を向けてくれるようになります。

そしてある日、勉強を教えてくれと頼まれて、実際に勉強を教えるときがありました。私は一生懸命教えるのですがなかなか分かってもらえず、「お前の言っていることは分からない」と逆に怒鳴られてしまいます。私は悲しくて、その日の帰りに校庭に行き、技術の時間でみんなひとりずつ育てている鉢植えをひたすら見るときがありました。

夢の中ではそのまま鉢植えを蹴り倒し、すべてを台無しにして、その勢いで校舎が崩れて下敷きになって目が覚めました。鉢植えを蹴り倒したかったのは事実です。たしかに自分としてはきらいな相手にも我慢して教えていてあげたのに逆に起こられるだなんて、当時でも短気で心の余裕がなかったなら普通に蹴っていたかもしれません。あのとき、本当に鉢植えを蹴っていたら、私は死んでいたのでしょうか?



高校生の夢も見ます。高校のころの自分は中学校の努力が報われなかった反動で勉強をまったくしないダメな学生になります。代わりに、誰にでも敬語を使わず話すようになり、コミュニケーションを取る機会や友達も一気に増えました。

そんな高校3年生の2学期はじめ、教員の言うことも守れないような性格も治らず2者面談が始まるのですが、その日は正気に戻ったのか友人との遊戯王の約束も破って2者面談に行き、教師からお前の成績では大学は無理だと、はっきり言われます。

そこで、当時の自分は無理と言われたことがきっかけで勉強するようになるのですが、夢では遊戯王をしに公園を目指し、しかしたどり着くと誰もいない。そしてそのまま、夢のなかで半年が立ち、センター試験が始まるのです。たしかに教員の言うことなんてまったく信用してませんでした。だから無理と言われたらその偉そうな口を叩き割ってやりたかったんです。なのになぜ友人との約束も破ってまで2者面談に行ったんでしょう。たしかに行きたくありませんでした。あのとき、本当に2者面談を無視していたら、私は大学に落ちていたのでしょうか?


私の夢の世界には、いつも大事な決断を迫られる一瞬が夢に出てきます。そして夢と違う決断をすると、不思議と人生が失敗するんです。私は今の人生がベストだとは思っていませんが、もしかして私は既にもっともよい未来を選択しているのでしょうか?そんなことがもし本当だとすれば・・・僕はなんと運がいいことか。なんど死を回避し、なんど人生を曲げてきたことか。

みなさんは、なにか、とてつもない決断を迫られたときがありますか?

そして、考えたことがありますか・・・?


「もしもあのとき、こうしていたら―――」

トオルンのブログ

日常生活から趣味はぷよぷよやら音楽小説数学情報論理にポエムやお絵かきそして大会や太鼓などの音ゲーと、 もはやジャンルというものが存在しないブログです

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