必要とされるもの と 本当に必要なもの
先日、どこぞの大会(どちらかというとコンクール)の参加資格を見ておりまして、
意味わかんねえと思ったことがありました。
いや何が意味わかんないかって、参加資格が大会の寄付金ってってすごくないですか?
なにそれって感じ。
というわけで、今日はこの「資格」に関するお話をしていきたいと思います。
みなさん大学に入る資格は知ってますか?まあ条件と言う方が正しいのですが、今回は資格と呼ばせてください。もちろんのこと、テストでいい点を取る!ですね。では大学生が評価される基準ってなんですか?これももちろん、成績とかですよね。まあ部活とかもありますし、一概には言えませんが、「勉強をするために大学に来ている」と言われるくらいですし。
では就職するのに必要な資格ってなんですか?学歴?漢検?英検?履歴とか?新卒かどうか?面接もあったり?かなりいっぱいありますよね。では就職してから評価されるのってなんですか?業績?まあ就職していないので分かりませんが・・・東大卒だから採用!とかいう中小企業って、ありますよね・・・。
もっと掘り下げてみましょう。お酒を飲む資格ってなんですか?そう、年齢です。では、お酒を飲んだ時に周りから評価されるのってなんですか?うーん、態度とかですよね。年齢じゃないですよね。
音楽コンクールとかあったとしましょう。参加資格には、12才以上!とか参加費15000円とかいろいろ書いてあるわけですよ。んで、音楽コンクールって何が周りから評価されるんです?どう考えても技術で、参加費はまだしも年齢とか関係ないですよね。
世の中には頭おかしい条件がいっぱいあるんですよね。タクシーの運転手に必要なのは学歴じゃなくて運転技術であって、開発者に必要なのは漢検1級ではなくてアイデア力で、窓口職員に必要なのはもはや学歴や英検1級とか車の免許とかじゃなくて第一印象ですよ。
屁理屈に聞こえてしまうかもしれませんが、こういうのもあります。
例えばだんご作る大会があって「参加資格はだんご作ったことある人!」とかいうのに対して「いやいや大会で競うのは作った量じゃなくてだんご作る技術がある人でしょ?」っていうのも最終的には俺は後者なんですが、後者に対して「じゃあだんご作る技術をどうやって調べるの?だんご作った回数聞いたほうが早いでしょ!」と言うのが前者で、これも正しいわけです。
みなさんどっちの言い分が正しいと思います?実際だんご作った回数でだんご作る技術って分かります?・・・っていうと語弊がありますね、だんご作る技術を問うのに「だんご作った回数」よりもふさわしい評価値があります?
「だんごに関する本とか買っている人ならかなり技術高いんじゃないか?」
「だんごについて、その場で熱意を聞いてみたらどうか?」
「それこそ参加費を設けよう。参加費とか支払ってでも来るような人は
みんなだんご作るの上手ではないだろうか?」
いろいろあると思います。こういう意見が出てくる人は素晴らしいです。(逆に何も思いつかなかったらそれはそれでヤバいかもしれません)
世の中には、理不尽があって、そして納得できなくても立ち向かわなければならない時があります。
そういう世界を変えるために、立ち向かわなければならないのです。
テストで先生が小テストと同じ問題を出すと言ったからそこだけ勉強すればいい?そんなわけありません。それってテストのために勉強しているようなもんです。
テストで間違えた問題だけ答えを暗記しておけばいい?そんなわけありません。それってテストのために復習しているようなもんです。
この記事を読んだからちゃんと将来のことを考えて勉強しよう?そんなわけありません。それって、将来のために勉強しているようなもんです。
今か将来か、金か資産か、日本か海外か、まだまだ視野を広げましょう。
自分の一番望んでいることは、どこにあるのか、一度考え直してみてください。
そしてそこにたどり着くのにいくつもの理不尽さがあるか、その身でしっかりと知って頂けたらと思います。
それでは、また次回。
0コメント