リンダ・キャンベル
高校のころ、英語のワークで「~~を使って英文を作りなさい」っていうの、あったじゃないですか。いやまあ僕の場合はあったんですよ。それで、たしかless thanとかの構文を覚えようと頑張っていた時のこと、思い出したんです。
実は私は高校の頃は普通に40点30点取るような成績ダメ人間だったのですが、
あの英文を作りなさいの問題を見た時にたまたまビビッと頭に浮かんだんですよ。
《リンダ・キャンベル》という言葉が。
それ以来、私はそのワーク内の英文を作りなさいの問題すべてに《リンダ》という一人称を使うようになりました。そしてそれと同時に、染みついてきたんですよ英語が。
《リンダには少なくとも300人の彼氏がいます》
Linda Has at least 300 boyfriends.
《悪に染まって初めて正義の心というものを知った》
Not until I sell myself to darkness, did I understand what the justice is.
《リンダほどの天才はいない》
Linda is as genius as any live.
英文があってるか間違ってるかじゃなく、「こんなことを書いたなあ」ということが不思議と無限に思い出されるんです。そしてその時にどう書いたかとか、先生にどこを添削されたかとか、いろいろ思い出すんです。今ではもう真っ黒な歴史ですが、俺の人生の大切な一部、
思えば、堕ちた生活を取り戻したのはリンダのおかげだったのかも、しれません。
しかし、このリンダのお話を私は150文も書いてしまっており、いつの間にか俺の頭の中でのリンダワールドが完成されていました。それももはや3年も前の今頃の話です。
リンダには16歳でありながら平常時精神年齢が12歳っていうところとか、
キンパツで絶対いつもお供が付いていることとか、(安易な両親不在設定もいつの間にか詳細につけられてしまっていました)必ずサブキャラで緑色の子が出て来たりとか、
もうすごいイメージの塊が、当時の創作意欲が高すぎて、頭から離れません。
なんで今日こんな日記書いたかっていうと、今日夢に出てきたんですよこの「リンダ」!!
しかも三部目(言っても分からないと思うけど一番お気に入り)、いやもう夢で
見ただけなのにまた感動してしまう、めっちゃくちゃ思い入れ深い!
いやーたまに黒歴史掘り返すのもいいですね、こう思いっきり死ねるし
新しい自分に挑戦するってこういうことなんじゃないですか?
いやこう夢ってさあ、自分のスキルじゃ表現できないすごい景色とか設定とか
勝手に作り出してくれるだけあって、ホントすごいんですよね。
最後の5分くらいで呪いが解けて遺骨になる親友を抱える姿を見て
そのままベットがびちゃびちゃになって起きるレベルでした。
みんなも学生のときとかさあ、一回くらい小説でも書いた(想像した)
ことあるんじゃない?僕みたいな完全にオリジナルの物じゃなくても、
気持ち二次創作でこんなストーリーあったらいいなーみたいな
なんかそういうのありますよね。
そういうの具現化したい!っていう思いが湧きたって、
そこからいろいろ勉強して生涯を賭けて再現していけるような
すんげぇ人が、作家になるんだろうなあと思いました。
思えば、自分も絵が描けるようになって小説が書けるようになってしまえば
もう本なんてできたも同然じゃないですか。
たったそれだけのことなのに踏み込めないっていうのは
やっぱり思いが欠けた、それこそ黒歴史なんだろうって思います。
半端に終わらせる姿って、もうそれだけで気持ち悪いのかもしれません。
なにもかも全力で!全力投球に!全力でバットを振り!そして三振!
それが、バッターボックスに立てないより、ずっといいことなのかもしれません。
なんか思い返すと恥ずかしい話をしてしまいました。
でもやっぱりせっかく書いた文章なので消さずにとっておきましょう。
また数年後の僕が、黒歴史を思い出してくれるのが楽しみです。
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