ゲームにおけるステータス

HP、MP(SPなどもある)、攻撃力に防御力、呪文があるゲームなら魔力に魔防、ものによっては素早さ・敏捷性などもありうるだろうし、FEなら技や幸運・重量・体格なんてのもある、マリオなら残り人数とか、ストックアイテムとか。RPG系ならコインは必須だろうし、ゲームというのは大量のステータス(変数)から成り立っている。

しかし、この変数が大量にあるということはまさにデジタル系のゲームでしかできないことであって、カードゲームやボードゲームなんかでは、基本的に変数は少ない。

変数といってもここで重要なのは変数の種類だ。考えてみてほしい、まず5本の枝があるとしよう。これで5という数字を表している。次に、紙を持ってきて、大きく5と書いたとしよう。これも5という数字を表している変数だと思ってくれ。これを4にしたい。どっちが簡単か?

枝は除けるだけだが、紙に書いた数字は消さなければならない。では6にしたいときは?

枝は足すだけだが、紙に書いた数字は消さなければならない。この違いだよ。

枝のような、数値を数で表しているものを自然表示、数字で表しているものを人口表示と呼ぶ。

例えば○×ゲームなんかだと、9か所のステータスしかなくて、もはや変数は多くて9、少なければ1かな(状態遷移のレベルで考えると)。すべて自然表示だ。強いて言うなら何ターン経ったかとかいう表記をするかもしれないな。

人生ゲームで言えば変数は「位置」「金」「その他もっているアイテム」くらいなので、まあ多くても10はないだろう。「位置」も「金」も「その他もっているアイテム」もすべて自然表示だ。

遊戯王で言えば「ライフ」「手札」「ボード・伏せ」「カウンター」「墓地」とたくさんあるように見えるが、ほとんどが自然表示で、人口表示は「ライフ」と「カウンター」しかない。

アナログにカードゲームをするとすれば、カード1枚1枚にHPなんていう人口表示を入れるのはとても厳しい。ポケモンカードゲームではそれをダメカンで表現しているが、つまりは「カード以外に必要なものが増えている」わけであり、やっぱり手間がかかっている。遊戯王以外のゲームでは基本的に「ライフ」をシールドやらサイド・ポイント置き場などの名前で、カードを利用して表現することも多い。これは「ライフ」という人口表示を自然表示に置き換える上で適切な判断だろう。


いまやカードを買ってその場で遊ぶなんて言うのはとても難しいことなのかもしれない。私も昔はああいうカードを見て「オリジナルカード」とか作ったりしていたもんだが。(先日もシャドウバースコラで「トオルン」を作らせていただいた。)


しかし、もしかするとこれも歴史は繰り返すのか、もう一度人類が滅び、新しい人類に変わる生物が繁栄したときには、また流行ることだろう。その時まで生きていられるといいんだが、なにせ3万年くらいのペースで来てくれないと俺の寿命が持つかどうか・・・・


まあそんなことはいいや、ちょっとゲームしてこよう、

それではまた明日~~

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