2+3=4

先日よそでチャットをしていた時のことで、「2+3=4」とかいうすごい池沼な回答をしてしまった自分に気が付き、「いや5だ、ちょっと俺頭おかしかった」って打ったんですけど、その時に相手が「常識もな」という返しをしてきて、2秒くらい「お前はなにを言っているんだ」と思いかけたのですが、3秒経つと不思議なことに納得してしまい、またしても尊敬する人が増えてしまいました。


2+3=4は、例えば2と3の共通する部分の絶対値が1であれば容易に成り立つもので(これは「+」の定義にもつながってくる部分です)、私たちの持つ「2+3=5」というものもまた正しいことこそあれど、これがすべてでないということをその「常識もな」という4文字で表していたんですよ。

思えば「1たす1はたんぼの田~」とか、当時はなんだ~トンチクイズかよ適当なこと言いやがってと思った身でもあるのですが、時を経て、それは私たちの知らない定義がそこにあり、それもまた彼らからすれば正しいということを、もう12年という時代を越えて私たちに伝えてきたものでした。

世界が四原色で見えている人とか、色盲の人とかは、また私たちとは違う系で色を認識しています。

極座標で世界を見るのと、立方3次元で世界を見るのもまた違う系で物を認識しています。

思えばそれはすべてその人自身からみて正しいものであり、個々の持つ常識であるわけです。

日本語をしゃべる人と英語を喋る人の間にも、言葉の認識の違いはまずあるでしょうし、

ない単語、ある単語、意味の広い単語、狭い単語、決して言葉に全単射の対応はありません。

宇宙人の世界では2+3=4が通じることもあるかもしれませんし、そうなると僕は「いや5だ、ちょっと俺頭おかしかった」という発言の方が頭おかしくなるわけですよ。

・・・ん?いやでも、2+3=4じゃない世界だったら僕は「2+3=4」という回答をした時点で頭おかしい人ということになるんでは?

う~~ん、これはどうやら、どっちにころんでも僕は「頭おかしい人である」という前提は覆せそうないですねえ・・・・

いやしかし、「どっちにころんでも」という言葉もまた、この問いには2つしか分岐がないという腐った前提から始まった悪夢の言葉なのかもしれません。そうですよ、もしかしたら、2+3=4が正しくもあり、かつ正しくない世界があってもおかしくないでしょう。なにが空集合Φだ!!


そんなわけで、気が付いたらもう3時。いや、こんな時間まで起きてるなんて、頭おかしいな。

それではまたこんど~~

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