あなたならどうしますか?
なにか困難に遭遇した時に、主に時間がある場合であれば、この結論を導き出してしまうのが人間です。前例として何かデータがほしい、でもだれもそういう状況に遭遇していない、そうなると、とりあえず自分の状況を疑似的に与えたうえでの結論を意見とするわけです。
これはとても重要なことで、大きい小さいにかかわらず世界中に広がっているわけですよ、私たちの会話の中にもあふれています。定義をもう少し広げるのであれば、「これから体験するが、まだ体験していないこと」にも当てはまると思います。ここはまだ証明できる気がしませんが、おそらく正しいと言えるでしょう。カラオケに行く前に「お前カラオケ行ったら何歌う?」と聞くのもこの現象に近い。心理的状況下を考えますと、数多の意見よりも信用度の高い意見がほしいわけで、そうなるとやはりこうなるわけですね。(数多の意見が間違っているというわけではありません)
まあ前座はさておき、あなたならどうしますか?という質問には、性格が現れると言われます。もちろん当たり前のことで、こういう結論を出すということはこういう考えを持っているに違いない、という理論からきているわけです。占いなんかでも出てきますし、信憑性もかなり高いです。(正しいかどうかに直結するかはまた微妙なところです)
と!いうわけで、5問考えてきました。皆さんちょっと考えてみてください。
Q1:あなたは数学の教員をしていて、40人のクラスを担当しています。月曜日から金曜日まで5回に渡って毎日「テストではコンパスを忘れないように」という忠告をしました。土日を挟んで月曜日がテストだとして、40人のうち何人がコンパスを忘れると思いますか?
Q2:誰だか分からない人がインターホンを押してきて、いざ出てみると泣きながら「かくまってください」と連呼してきました。あなたはその人を家に引き入れますか?
(例:「すぐに入れてあげる」「10秒迷って引き入れる」「その場で通報する」)
Q3:あなたは1週間に1度、遠出で買い物に行きます。ですが、物忘れが激しく、先週も先々週も調味料を買い忘れてしまいました。来週はどうしますか?
(例:「○○にメモをする」「今すぐに買い物にいく」など)
Q4:いつもはとっても暗いネガティブな友人が、土日を挟んで学校に来てみると月曜日の朝からとっても元気でした。朝一番に彼にかける言葉はなんですか?
(例:「おはよう、今日はなんかいつもと違うね」「昨日はなにかいいことでもあったの?」など)
Q5:あなたは何もないまっすぐな道路を車で走っています。しかし、そこには40km制限の看板がありました。40km以上を出しますか?
※この問いは、いろいろ条件をつけて考えてみてください。
(例:「他の乗客がいるなら40kmで行くかもしれないし、一人なら普通に60km出すかも」
「警察とか隠れてそうな場所がないなら普通に60km出してる」
「以前にスピード違反で捕まった経験があったら40kmかもなあ」など)
<回答編>
Q1:もう問題見て分かる人はいたと思いますが、「自分の意見をどれくらいの人が軽視しているか」が数字に表れます。今回は「生徒」なので、「部下・後輩に対する信頼の強さ」ですかね。
今回はテストのコンパス(両者不利の内容)なので、逆方向の信頼は考えてません。
0を言える人はすごい勇気があります。
Q2:「知らない人に対しての信用度」ですね。特に今回の場合は「インターホン」ですので、
「外見や容姿・声などに対しての信用度」です。いろいろ条件をつけてみると面白くて、「異性なら無理⇒異性は初見じゃ信用に足らない」「子供なら入れる⇒子供は信用できる・なんとか対処できる」というような感じです。
Q3:これは周りの依存度ですね、携帯にメモるのと紙にメモる、ぶつぶつ念仏しながら買い物に行く、これは自分から見て「どれなら毎日触れるだろうか」っていうのを考えた結果のわけです。
「紙に書いて玄関に貼る⇒靴なら何度も見るだろう⇒毎日外出するだろう」
「携帯にメモする⇒携帯なら何度も見るだろう⇒携帯はなくさないと思っている」というように、
相手の性格に限らず習性までも調べる人とかいます。一応こういう理論があるので、意外とあってることが多いです。
買い物に行く回数を増やしたり、すぐ買い物に行くというような人は「そもそも覚えておくのは難しい」と言った考えを持っている人です。紙や携帯がすぐに出てこない、もしくは意味がないと考える場合には、普段の生活に「忘れっぽい」という根底があるタイプなので、テストに賭ける姿勢がまた大きく違うと思います。
Q4:まあほとんどの人は「なにかあったの?」と聞くタイプだと思いますが、「昨日なにかあったの?」と「土日なにかあったの?」とではまた大きく違います。自分の感情の持続の基本とか、そういうのもここから分かったりするわけです。「さっきいいことあったの?」と聞く人の場合は、感情の起伏はそのくらいすぐに変わると感じたりしているというのが分かります。また、「いつもとなんかちがうね~」で終わってとくに突き詰めないタイプは人の内緒話とか大事にするタイプだったり、むしろ話してくるのを待っていたりと、普段の会話で受け手に回る人が多いですね。
Q5:まあお察しの通りですが、これは自分の見られ方意識が現れますね。
「乗客が乗っていたら60kmは出せない⇒自分だけの問題じゃないときは守る、
または、乗客が信用できないタイプ」自分は破ってもいいと思っているが、他人の前では礼儀とか常識とかをわきまえて自分を隠すタイプですね。仮面をかぶっているとも言いそう。
「隠れてそうな場所がなかったら⇒自分に見えるものがすべてだと思っている」
周りからの見られ方を気にするタイプですが、乗客などはもう見られ方も気にしないほど仲がいいという前提があるようです。信用できる人がそのくらいいるということでしょう。
「以前につかまっていたら⇒一度の失敗がトラウマになったり、強い歯止めになるタイプ」
⇒忠告を守るタイプは素晴らしい。ただ逆に言うと根に持つタイプともいいそうですが
「ちゃんと40kmで」
⇒「おさないほうがいいよ」のボタン一生押せなさそう・・・
まあこんな感じで、自分の性格というか、心理テストってこのくらい適当なんですよね。
あなたならどうしますか?と聞きつつ、「こういう状態と同じときにはこういう行動をとる」というようなとにかく面倒な理屈から出来ていて、それはとても適当で、そこそこ正しく、
思ったより納得してしまう、そういうもんなんです。
私たちは普段から占いを信じて生きています。友人にこうしたほうがいいよと言われたのもまあひどい言い方ですが「占い」です。「○○ってこういう性格だよね~」というのもまあそのひとの意見ですし、信憑性のめっちゃ高い「占い」みたいなもんです。なにをするにも意見がほしくて、それはどっちかっていうと占いなんです。
あーもうね、スッキリした。実はさっきよく分かんない迷惑メールがきてなんかちょっと腹が立ったので占いのことをめっちゃディスってしまいました。いやでもこのブログもまあ僕の「占い」みたいなものなので、37%くらい正しいんだろうな~と思って読んでくださいね。
それではまた明日~~
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